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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

08

2023

命バンザイ! ~トナカイに想う~

先日、北海道にある某動物園に遊びに行ってきました。有名な動物園だけあって沢山のひとで賑わっています。動物の様子が人混みで見れないタイミングが多かったのですが、ふと周りに目をやると各動物の名前や家族構成、季節ごとの変化や暮らし方などの解説をおそらく園の飼育員さん達が手書きで丁寧に書いてくれています。それが意外と知らないことばかりで面白くてついつい動物を見るのを忘れて読んでしまうものばかり…特に面白か...

15

2023

風の強い日

先日、とても強い風が吹いていた日がありました。時々突風が吹き、自転車に乗っていると思わずバランスを崩しそうなほどでした。10分足らず外に出ただけなのに、どっと疲れてしまいました。私は昔から風に吹かれるのが苦手です。特に強い風の中にいると次第に消耗してきて不快になります。ところが、誰しもが風が苦手ではないんだな、と強く認識したのは、友人が「私は風大好き。強い風って気持ちいいんだよね。ずっと当たっていた...

04

2023

本当の適量?

アーユルヴェーダではしばしば、何かを計量するときに身体のある部分を使って表現します。例えば手の指の幅を1アングリといいます。また両手を合わせて器のようにした時、そこに入る量を1アンジャリといいます。そしてここが本当にアーユルヴェーダのすごいところだなと惚れ惚れしてしまうのですが、そうやって計る時に使う指や手は治療をする人の手ではなく、治療を受ける患者さん自身の手だというのです。身体の大きさは皆違い...

26

2022

燃え上がる消化の火、ですが。

小学生の時のことです。何が原因だったのかは忘れましたが、腹を立てながら一人でご飯を食べていたことがあります。ちゃんとした食事の時間ではありません。誰かと喧嘩したか気にいらないことがあったかで、突然ぷんぷくりんにふくれっ面でごはんをよそって、ふりかけか何かで食べ始めたのです。2杯、3杯と食べる私を見た父がそれを止めるでもなく、「昔から腹立てながら食べると、いくら食べても腹がふくれんというぞ」と一言。...

21

2022

温もりが恋しくなる季節

湯たんぽを漢字で書くと「湯湯婆」ということを知り、「婆」という文字が入っているのはなぜだろうと疑問に思いました。「肉づきのよい女性の身体に触れ、寒さと風を追い払うがよい」アシュターンガ・サングラハ 総論4章アーユルヴェーダの冬の過ごし方に、このようなことが書いてあります。この文章を読んで、なんてロマンチックなんだろう、と思ったものです。アーユルヴェーダでは、性行為について「冬は大いに楽しむとよい」...