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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

二つの心臓

先日、台湾に嫁いだ幼馴染から妊娠の報告を受けました。
30年来の付き合いである彼女の妊娠に自分のことのようにハッピー気分。
彼女は妊娠4ヶ月目なのですが、胎児の小さな心臓の拍動をエコーで見たとき、
生命の不思議と人間の体の素晴らしさに感動して、まるで2つ心臓があるみたい、と言っていました。
実は、アーユルヴェーダでは、胎児に心拍動が生まれた状態のことを「ダウフリダヤ」といって「2つの心臓」と表現するのです!
この時期、胎児が感情をはっきり持つようになるといわれ、妊婦を通して胎児の強い望みや欲求が現れる時期とされています。
彼女に妊娠後の変化を尋ねると、何故か無性に果物を食べたくなった、と言っていました。
お腹の子が欲しがっているのかも?と、今までそれほど食べることのなかった様々な種類の果物を望むままたっぷり食べているそう。

アーユルヴェーダは、妊娠中はどんなものでも欲するものを胎児のために満足ゆくまで摂取するべきであるといいます。
この心からの望みを抑えてしまうと、ヴァータが悪化して胎児に良くない影響を与えてしまうそうです。
とは言っても、ジャンクフードばかり偏って食べてしまうのは母胎に有害。
その場合は望みを少し叶えつつ、体に良いものを代用したりして上手く処置する必要があります。

さらに、アーユルヴェーダでは、妊娠中の食事や生活法、してはいけない行動について細かく語っており、
妊娠中は、ヴァータ・ピッタ・カパの3ドーシャを整えることが重要とされています。
例えば、崖を見下ろしたり、ジェットコースターのような心臓がドキドキするようなショッキングなことは避けなければなりません。
また、寝過ぎによって愚鈍な子供が産まれるなどの記述もあります。
何を隠そう、あだ名が三年寝太郎だった私の母は、妊娠中(今もですが)長時間の睡眠と頻繁な昼寝を繰り返していたと言います。
それが原因か定かではありませんが、私は幼少期からずっと、ボーっとして動きが遅い、反射神経が鈍いと言われ続けてきました。
アーユルヴェーダの古典にある記述には、納得させられることが多々あります。

幼馴染の妊娠を祝いながら、健康で力のある子供を産むためにどうしたら良いか、
妊娠の時期ごとに合った養生法をアーユルヴェーダが教えてくれていることにも感動しつつ、
お腹の子が元気に生まれてくる日を楽しみに待ちわびています。
-M2-
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