アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

穴にはオイル【恐怖の耳編】

去年の暮れ、このブログにカルナダーワナ(耳洗浄)の記事がありました。
私はちょうどインドに行っていたので、帰国してから記事を読んで「こんな恐ろしいことをしたのかっ!」と
身震いした次第です。
耳にわざわざ水を入れるんですよ?信じられますか?(いいえ、信じられません。※反語法)
小学生の頃、プールで耳に水が入ってしまった時の恐怖の記憶が嫌でもよみがえります。
私は耳に水が入ると毎回、人知れず内心パニック寸前で、必死に水が入ったほうの耳を下に向けて
片足ケンケン飛びをして、一刻も早く耳から水を抜こうとしていました。
あの耳が塞がってしまう感覚が怖くて仕方がないのです。

そんな私ですので、アーユルヴェーダで耳にオイルを入れると聞いた時も冒頭とほぼ同じ反応でした。
「耳にオイルっ!?」
でもセラピストとしては、未知の治療法には興味もわいてきます。
そしてある日スタッフ同士で耳にオイルを入れて体験することになりました。
が、しかし。。。
耳にオイルを入れてもらい、緩んだ顔をする仲間をみて、私も受けると決心はしたものの、いざとなると、
「あ、○○さん、どうぞお先に」と逃げることを繰り返し、とうとう最後に。
ベッドに顔を横向きにして姿勢をとってからも大騒ぎ。「ちょっ、ちょ、ちょっと待って!」を繰り返すこと数回。
ついにはスタッフにキレそうになられ、観念。半ば取り押さえられたような状態で
オイルが垂れてくると「ぎゃ〜!」
でも、本当に奥までオイルが落ち切って耳が塞がると、「ふぅ〜」と力が自然と抜け、
なぜかおとなしくなり、リラックス。それは深い海の底にもぐったかのような静けさと安定感でした。
これは確かにヴァータが鎮静されるような感じがします。
耳オイル

しばらくそのままの姿勢を保ってから、今度は反対の耳に入れるために向きを変えました。
すると。。。耳に入れたオイルが、いともスムーズに下りてきて、ぷかっと耳が通るではありませんか。
水が入った時とは大違いです。耳にオイルを入れることへの恐怖心は幾分減りました。
(ただ、そのあと聞いた話によると、ごくたまに耳からオイルが抜けなくなる方もあるそうです。
要注意ですね。)
その後、首が詰まったような感じで痛かったのが、温かいオイルで緩んだのか楽になったことに
気づいた時には、あ、古典に書いてあるとおりだ、と思いました。

この耳にオイルを入れる治療は「カルナプールナ」といい、ハタイクリニックの正式メニューに
なっています。耳鳴りや難聴など主に耳の問題がある方に小峰先生が処方されています。
ちなみに、アーユルヴェーダではどの治療のときもそうですが、その治療に対して
恐怖心があって患者さんが納得されていない場合は、無理には行うことはありません。

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