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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

緑茶のチカラ

先日、賞味期限切れの牛乳を消費しようと、一気に飲みきった時のことです。
(※一度沸騰させました)
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数時間後、電車の中でお腹が急に痛み出しキュルキュル、ゴロゴロ鳴り始めました。
お腹ピーピー状態に冷や汗かきつつ、動く電車の中で必死にお尻を締めて耐えました。
トイレへ駆け込み間一髪、事なきを得ました。ホッ・・・

トイレにこもりながら、ふと高校時代のことを思い出しました。
当時、頻繁に下痢をしていた友人のお供は、いつもホットの〇~いお茶。
「おばあちゃんから、下痢したら温かい緑茶を飲みなさいと教わった」
と、よく言っていました。

体をくの字に曲げつつ、今でしょっ!と試してみることに。
いつもより茶葉多めで、蒸らし時間も長めにして濃い緑茶を入れました。
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飲んでみると、苦くて渋くて、飲んだ後は口の中がキシキシでしたが、
水分を失った体にじわ~っと沁み渡りました。

しばらくすると、お腹の痛みは軽減し、水状だった便もピタリと治まりました。
友人からこの下痢の対処法を聞いた時は、眉唾物だなぁ、と半信半疑でしたが、
おばあちゃんの知恵袋侮りがたし!と実感しました。

確かにアーユルヴェーダでも、
「(緑茶や紅茶などの)渋味には、収斂作用があり、便を固まらせる作用がある」
といわれ、下痢症状の人に、渋味があり体を乾燥させる性質をもつ薬草を処方することがあります。

渋味の主な物質はタンニンで、現代医学の下痢止め薬にも使われているそうです。

別の角度から見ると、便秘の人がたくさん水分を摂れば良かれと思って、
渋い緑茶や紅茶を一日中グビグビ飲み続けるのは、体を乾燥させ、便がカチコチになってしまうので逆効果です。
アーユルヴェーダでは、便秘の人には渋味の物の過剰摂取は禁忌とされています。
便秘には、渋味の強いお茶ではなく、温かい白湯がすすめられています。

また、寒い季節に渋味をとり過ぎると、体の乾燥を招きますが、
ねっとりと重ーい性質のカファが増えるこれからの季節には、
渋味や苦味は体をスッキリ軽やかにしてくれます。
いつも身近にあって、当たり前に飲んでいた緑茶のチカラを感じながら
濃ゆ~い緑茶をいれて一服しようと思います。

-M2-