fc2ブログ

アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

5月5日、菖蒲湯

ゴールデンウィークに温泉に行きました。
こどもの日には、前日までは何も入っていなかった湯舟に緑の長い葉っぱが浮いていました。
すっかり忘れていましたが、菖蒲湯でした。
この菖蒲湯、邪気を払い、不浄を清めるという意味と、「しょうぶ」という音に「子どもが勝負に強い子になるように」
という願いをかけるという二つの意味があるそうです。

アーユルヴェーダでもこの菖蒲は薬草として使われます。
サンスクリット語では「ヴァチャー」といいます。
その意味は文字通り「話す」という意味だそうで、言葉や知性を高める性質をその名に表しています。
薬草として使う部分は根っこ。
その効能としては、脳や神経系を浄化して再活性化する若返り効果、
ヴァータとカファによい、毒素や閉塞した経路を浄化するなどがあります。
特に特筆すべきなのは、精神への作用です。サットヴァという純粋な性質を高め、精神病にもよいと言われています。
なんとなく、日本でいっている「邪気を払い、不浄を清める」というのと相通じるような気がします。
個人的には、この邪気を払う、不浄を払うという効能は、この菖蒲の香りをかぐと納得。
どんな香りかといわれると、言葉で表現しづらいのですが、甘いとか華やかとかそんな香りではなくて
ちょっとくせがあるどちらかというとシャープな感じです。
なんともさわやかで息を吸い込むとすーっと脳の奧に刺激を受けるような目が覚めるような気がするのです。

温泉で菖蒲湯に入っている間も、菖蒲の葉を掴んでは匂いを嗅いで一人うっとりしていました。
そのうち、私のそんな様子を遠くから見ていた人が入ってきて、匂いを嗅いでみるのですが、
「全然匂いがしない」と。
(それはですね、緑の部分に鼻を近づけてももう香りは飛んでいてだめなんですよ)と思いながら、
この香りを楽しんでほしい私は、「この、根本に近い白いところを広げるといい香りがしますよ」と教えてあげました。
1007251_s.jpg

が、しかし。
私にそういわれて、香りを嗅いだその方たちの言葉がなんと、「変な匂い」「なんか生臭い」。
・・・え?いやいやいや、さわやかですっきりするでしょう????
うーん・・・どうしてわかってもらえないんだろう。
こんなにいい香りなのに・・・ちょっと残念でしたが、今回ブログを書くために
効能を調べたら「ヴァータとカファによい」とあり、ちょっと納得しました。
私はヴァータカファ体質。香りの好き嫌いも体質と関係があるようです。

しょうぶ湯、また来年も楽しみたいです。
-A-