アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

食後の一服

最近、緑茶をよく飲みます。
日本茶でも、コーヒーや紅茶でも、私は個人でお茶を嗜む習慣を持っていなかったのですが、
最近は緑茶を無性に美味しく感じるようになりました。一服の心地良さを楽しめるのも幸せな時間です。
そして、近頃は別の目的も持って緑茶を飲んでいます。
それは、夕食後の一服でのことです。

この冬、特に1月に入ってからは、いつになく白米が美味しくて美味しくて、沢山食べていました。
しかも晩御飯に。
おかわりして2膳食べることも頻繁にあり…
冬になる前は、お米は朝と昼に食べ、夜には殆ど食べないのが、私の習慣だったのですが。。

「まぁ、これも冬の消化力の高い時期の特権!」
と、都合のいい解釈をして楽しんでいました。
(アーユルヴェーダでは、最も消化力の高いお昼に、重たい食事や量のある食事を勧め、
朝と夜は軽めの食事を勧めています。
夜に白米2膳とおかずの晩御飯は、冬でも常食するには重たい食事なんです。きっと、本当は…)

春が近づき消化力が落ちてきていることを、私自身も感じています。
食べた後の胃の重さが続く時間の長さや、空腹感もそれほど強くなくなり、
ある量を食べればお腹もしっかり満たされます。

ですが、、、
この2ヶ月程、旺盛な食欲のままに食べていたため、私の食欲は、私の消化力を越えて食べたい欲求を発信してきます。
お腹はいっぱいなのに、あと少しの『甘味』を別腹で食べたいんです。
しかも決まって夕食後に。
「2ヶ月間の習慣化した食欲の暴走だな」と思ってみても
「何かないかな?」と、探している私がいました。
しかし、
「こんなことをしている場合じゃない!カパを悪化させたくない!!」んです。
このままでは私の場合、鼻がズビズビになってしまう!

その対策が、夕食後に濃いめの緑茶を1杯。
「なんとなく口寂しいような、あと少し何か食べたい」
そんな時の渋めの熱い緑茶は、ホッと一息。
と同時に、口の中もサッパリして不思議と何か食べたい欲求も治ります。
そしてスッと食事を終えることが出来るんです。
渋味の収斂作用によって唾液の滲出が抑えられ、
口の中がスッキリすることで、食べたい欲求も抑えられるのかな?と思います。
なので、この時のお茶は少し渋味を効かすため、熱々のお湯で淹れています。
便秘にはなりたくないので「渋味を摂りすぎるのも…」と普段なら思いますが、
今は蓄積したカパもあることだしと、渋目のお茶を美味しく頂いています。

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この食後の緑茶は、普段から習慣的に飲んでいる方も多いと思います。
これは別の点からも、アーユルヴェーダの知恵によくそった、健康的な習慣と言えます。
日本食は、その特徴として塩味の多い食事になります。
アーユルヴェーダでは
『塩味とともに渋味をとることで、塩味の悪い働きを抑えられる』とされ、勧められる味の組み合わせでもあります。
古くから受け継がれる風習の中には、思いもよらない昔の人の知恵が込められていることに驚くことがありますが、
私にとって『食後の緑茶』も、その1つです。
「日本の伝統や風習の中にもアーユルヴェーダの知恵が受け継がれるている!」
そう思うと、日本の伝統文化もまた誇らしく、嬉しさも増します。

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