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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

春のたしな味(み)

春です。
アーユルヴェーダを学んで以来、

春といえばカファ増悪→ カファを減らす味は苦味→
春の野草や山菜には苦味がある→ その中でも一番苦いのはふきのとう。
「だから春はふきのとうを食べるとよろしい。」

と、私の単純な頭の中には、刷り込まれてしまいました。
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けれど知識としては入りましたが、実際の私の日常的食習慣には
この「ふきのとう」というものはさほど定着していないのが本当のところです。

というのも、田舎育ちの私ですが、親元にいる頃の春の味覚といえば、ぜんまい、
わらび、うど、たけのこまで。
ふきのとうやツクシなどは家の周りのあちこちに自生していたはずですが、
我が家では「食べるもの」としては認知されておらず、ただの雑草扱いでした。
庭になるふきのとうやユキノシタを季節の味として、自然の恵みとしてよろこぶ
ハタイの人々を見て、その味わいを知ったくらいです。

ところがそんな私に、今年はちょっと変化が起こっています。

3月に入ったあたりから、ちらほらと眼がかゆい、くしゃみ鼻水がとまらない
。。。という症状が頻繁になってきました。(しつこいかもしれませんが、念のため。
これらはカファの症状です)
相変わらず甘いものは積極的に摂っているし、やめる気もない。
(こちらもしつこいかもしれませんが、甘味はカファを増やします)
ならば、やっぱり苦味をちょっと食事に取り入れてバランスをとってみようかな、
と思い立ったのです。

ちょうどその頃、八百屋さんでふきのとうを見つけました。
大きさは不ぞろいですが、無農薬と書いてあります。きっと近所の農家さんの
庭先か畑で自生したものでしょう。迷わず購入。(去年までの私なら絶対買ってない)
ふきのとう料理に初挑戦です。
まずはふきのとう味噌かな、天ぷらは食べたいけどやめておこうかな。
なんて思いながらクックパドで「ふきのとう」検索。
でも結局・・・ふきのとう味噌、作ってません。天ぷら、揚げてません。
でもふきのとうは食べています。
どうやってか、というと。。。薬味代わりに刻んでお味噌汁にいれる。おじやにいれる。
何にでも生の刻んだふきのとうをトッピング。
それだけです。
misosiru.jpg

でもこれがハマっちゃってハマっちゃって。本当においしい。
苦味と、ふきのとう独特の香りがふわりと鼻に抜ける感じ。たまりません。
一度、炒め物にも入れてみたのですが、油で炒めると苦味って中和されてしまうんですね。
知りませんでした。せっかくの苦味が薄まってがっかり。
私はやっぱり生でしっかりと苦味を味わいたい。
「苦いけど、おいしい。」「この苦味がいい。」
そう思いながら苦味を楽しみつつ、思い出したのが
「苦味というのは味覚が成熟して初めて味わうことのできる味」というどなたかの言葉です。
確かに子供は苦い味を好みません。
なるほど。私もちっとは成熟してるってことかなー?と思いながら
今年は春の苦味をたしなんでおります。

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