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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

ヴァータ沈静には耳にオイル

以前から、絶対に受けたいと思っていた施術があります。
「カルナ・プールナ(耳油剤法)」という耳の穴の中にオイルをプールさせる施術です。いつも、受けている患者さんを見ながら「気持ちよさそうだな~」と思っていましたが、受ける機会がないまま月日が過ぎていました。

そんなある日、耳にオイルを2滴入れる機会がありました。これは、日常で行っていい耳のケアです。

耳にオイルコットンを入れるのはやっていたのですが、耳の穴の中にオイルを入れたことはなかったので、ワクワクしながら、入れてもらいました。
オイルを入れたら、そのままの姿勢でじっとします。
すると、耳まわりがじわじわと温かくなってきました。オイルが入った状態で耳を引っ張ったり、揉んだり、側頭部をほぐしたりしていると、なんだか全身が温かくなり、眠くなってしまいました。
あと、周りの雑音が入ってこないので、静かで落ち着きます。温泉に浸かっているような、温かい油の中に浸かっているような感じで、なんとも言えない多幸感です。

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しばらくしてから、細長くしたコットンを耳の穴の中に入れて、余分なオイルを吸収させて、終了です。

ヴァータ体質なのと、このところの寒さと寝不足でヴァータが乱れていた状態でしたので、ヴァータの座である耳ケアによって、ヴァータが鎮静したのを短時間でも十分に感じました。
あと、硬直していた首筋が柔らかくなって、楽になりました。
耳のケアなのに、首にも効果があるのが不思議ですが、鎖骨から上の浄化法の一つだと考えれば、納得です。

オイル点耳は、私には必須のケアです。

―K2―