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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

静寂をやぶる「パキッ」「ポキッ」

先日薬用オイルを作った後、ピッチャーに少し残ったオイルを塗りませんか?と
スタッフが声をかけてくれました。こういう時はいつも痛みの出やすい腰や肩、首に
塗っていたのですが、その日は「!」とひらめいて、足首に念入りにすり込みました。

シローダーラはなるべく静寂の中で行うよう、最新の注意を払って行っています。
道具をぶつけない、オイルや煎じ液の流すときには勢いよく入れず、静かに注ぎいれる、
スリッパと床の摩擦音をたてない、などなど。
なのに、その努力を台無しにしてくれる音があります。
静寂を破る、パキッ、ポキっという音。
それはしゃがんだり立ったりするときに私の足首が鳴る音です。
ずっと悩みの種でした。
前の日にオイルマッサージをした時でもこの音は変わらず鳴っていたので、半ばあきらめていましたが、
この日はふとひらめいて、施術に入る前に足首に塗ってみたところ、見事効果あり。
シローダーラの静寂の中、立ったりしゃがんだりしても何の音も鳴らなかったのです。

現代医学では、この音の正体がほぼ解明されているようです。
関節には関節包という膜で覆われた関節腔という空間があります。その内部は関節が滑らかに動くための
関節液で満たされているのですが、その液の中にできる気泡がはじける音だと考えられています。
アーユルヴェーダでは、ヴァータ体質の人は関節がポキポキ鳴りやすいといいますが、
気泡、はじける音と聞くと、アーユルヴェーダで言っていることが現代の医学科学で証明されている!と
嬉しくなりました。
私が調べた限りでは、現代医学的にはこの関節音は悪いものではないけれど、音が鳴る時は
関節内に大きなストレスがかかり、軟骨や骨を傷つける恐れもあるので鳴らないようにする方がよい、と
書いてありました。が、肝心の対処法、鳴らないようにするにはどうしたらよいのかは書いてありませんでした。
一方、アーユルーヴェーダ的な考え方から見れば、対処法が見つかります。
ヴァータを鎮静してくれる最上のものはオイル。
ヴァータ的な症状が出たらオイルを塗って温めるというのが定石です。
今回オイルを足首に塗ってポキポキ音が鳴らなかったことからも納得できます。
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そういえば赤ちゃんは関節が鳴りませんね。

ヴァータ体質で年齢的にもヴァータが増える時期に入りつつある私。
日常生活でポキポキ関節が鳴るのなら、シローダーラの施術の妨げになるとかならないとか以前の問題として
つべこべ言わずにオイルを塗れということですね。
-A-