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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

和製アーモンド

今年の年末年始は帰省し、元旦は両親と一緒にお墓参りに行ってきました。
お墓は実家から40キロほど離れた山間部にあるのですが、その道中の道の駅に寄り道するのが恒例となっています。
そこで毎回、色々と物色するのがとても楽しみなのですが、今年は「和製アーモンド」とうたわれた木の実をみつけました。
アーモンドといえば、アーユルヴェーダでは強壮強精剤としておなじみの木の実。
それの和製版と聞いて私の好奇心がムクムクと湧き出て、もちろん早速購入しました。

私にとって初めて目にするアーモンドとよく似た見た目の木の実、
その正体はというと・・・榧(カヤ)の実でした。
山が近い地域でしか出回らない自然の恵みのようです。

和製アーモンドと言われる由縁を知りたくで、食べる前にまずはインターネットで検索して調べてみました。
アーモンドはバラ科サクラ族の落葉高木で原産はアジア西南部です。一方のカヤの実はイチイ科カヤ族の常緑針葉樹で、宮城県以西、朝鮮半島に散生しています。
どうもアーモンドと和製アーモンドは親類関係にはないようです。
カヤの実はインドには自生していないことがわかりました。
しかし、栄養価の面でみると、両者には共通点がありました。
それは、ビタミンEに富んでいるので抗酸化作用があり、アンチエイジングが期待できる点です。
また、不飽和脂肪酸も豊富です。
アーモンド油があるようにカヤの実からはカヤの実油がとれ、古くから食材として利用されているそうです。
実そのものは縄文時代から食べられてきたことがわかっているんだとか。

実は独特の松のような香りがしました。
購入したものは既にアク抜きがされおり、
軽く焦げ目がつくまで炒ってたら食べられるとのことでしたので、フライパンに広げて弱火にかけました。
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表面にうっすら焦げ目がついたので火からおろしたのがこちらです。ひとつ硬い殻を割ってみました。↓
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早速一粒パクッと食べたのですが、

「・・・・・。」

初めての味わいで、最初はなんと表現していいかわかりません。
アーモンドって馴染みのある杏仁の香りがして甘いです。
それが頭にあったからか、ちょっと想定外の味がしたんです。。。
カヤの実はもっと渋い、松のような気高い芳香が鼻からぬけていく感じでした。
とても大人の味だと思いました。
よく味わってみたら美味しかったです。
漢方としては虫下しとしても利用するんだとか。
また、榧の木は大木に成長するには300年以上かかるそうで、榧の木から作る将棋の碁盤は最高級品だそうです。

古から日本人が食べ、利用してきた食材に触れることができたお正月でした。勉強になりました。

-N-