アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

乾杯!

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先日、スタッフとの食事会で和気あいあいお酒を飲み交わしながら、あることに気づきました。
家で一人晩酌するときと比べ、お酒で得られる満足感が全く違うのです。
この違いはどこにあるのか、アーユルヴェーダ的お酒の飲み方と照らし合わせてみました。

アーユルヴェーダでは、お酒を飲む前に、体を清め、香りの良いボディローションなどをつけて、
花やアクセサリーできらびやかに着飾ることを勧めています。
また、お酒には体を乾燥させる性質があるので、体が乾燥しやすいヴァータ体質の人は
オイルマッサージを受けて、温かい湯に浸かってからの飲酒が望ましい、といわれています。
偶然にも、食事会の日に全身オイルマッサージの練習モデルを仰せつかり、
オイルをしっかり吸収、シャワーを浴びてスッキリ&しっとりした状態で食事会に向かいました。

アーユルヴェーダの古典には、労働後に職場近くの雰囲気の良い店で、
好きな人や友人たちと飲み交わすお酒は心身の健康を促進させる、と記述されています。
その日の食事処は、ハタイクリニック近くの一品一品丁寧に作られているフレンチのお店。
オープンキッチンで、まるで友人の家で食事をしているような居心地の良い雰囲気です。
そして、テーブルを一緒に囲むのは、アーユルヴェーダに惚れ込んで、
アーユルヴェーダで人々を元気にしたい!という志を同じくした厳しくも優しい仕事仲間たち。
同じワインでも、一人で飲むより何倍も美味しく感じるはずです。

アーユルヴェーダでは、お酒を飲むときの精神状態についても細かく記述があり、
悲哀や不安、怒りをごまかすための一人酒は毒になるとあります。
一人酒と涙って、なんか演歌っぽい・・・
情緒はあれど、心の健康には良くないのですね。
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反対に、お酒は正しく飲んだ場合に薬(アムリタ)のような効果が期待できる
といわれています。
そういえば、95歳で他界するまで頭も体も健康だった祖父は、
酒豪の九州男児で、亡くなる直前までチビリチビリと養命酒を飲んでいました。

また、お酒の健康効果が期待できるのは、「ほろ酔状態」までとも書かれており、
何千年も前から、酔いの段階について細かく説かれていることに驚きます。
学生時代は、羽目を外して吐くまで飲んで道端で眠りこけた失敗もありますが、
この飲み方は明らかに毒になります。
判断力や記憶力が失われるまでの飲酒は、命をも削る恐れがありますので要注意!

お酒は、飲み方次第で、薬にも毒にもなりうるということを肝に銘じて、
これから夏に向けて特においしくなる、黄金の泡の立つ飲み物で乾杯したいと思います。
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