アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

ヴァマナの実習

今日はハタイクリニックで4回目のヴァマナ実習でした。
vamanatitle2.jpg


ハタイクリニックで現在行なっているパンチャカルマ(5つの浄化療法)は
バスティ(浣腸療法)、ヴィレーチャナ(下剤療法)、ナスヤ(点鼻療法)、
ラクタモクシャ(瀉血法)の4つです。
残る一つ「ヴァマナ」(催吐法)は、まだ正式メニューになっていません。
日本で医学・医療としてのアーユルヴェーダを実践する私たちにとって、
パンチャカルマを、インドのように文字通り5つすべて行えるように
なることは長年の目標といえます。
これまでにクリニックのスタッフをモデルに3回実習を重ねてきたのですが、
今日は久々に4回目、小峰先生をモデルに行いました。

小峰先生は先週土曜から以下のようなスケジュールで今日に挑まれました!
(「パンチャカルマというのは普通は入院して行なうものです」と
患者さんには説明するのですが、実習なのでそんなこと言ってられません。
今回は医者の不養生を地で行くような荒療法、
日常業務をこなしながら行なっていただきました。)

11日(土)薬用ギー内服1日目
12日(日)薬用ギー内服2日目
13日(月)薬用ギー内服3日目
14日(火)オイルマッサージとカファを上げるようなこってり食
15日(水)吐き剤内服------------この日は小峰先生の定休日

内服する薬用ギーの量は1日毎に増やしていきます。
今回小峰先生は3日目に150ccのギーを内服されたのですが、早々にお腹がすいてしまい、
つまりギーを消化してしまい、先生いわく「ちょっと量が少なかったかも」とのこと。
もしこれが時間に余裕をもった入院状態であれば、あと1日ギーを飲む日を増やすなどして
よりよい状態にするために調整できます。が、今回は小峰先生の定休日に吐き剤を内服する
ことが大前提で決まってしまっていますので、日程に融通がききません。とにかく
次のステップに進みました。

昨日はクリニックで仕事をしつつ、オイルマッサージを受け、おやつにはチーズケーキや
モンブランなどクリームたっぷりのお菓子。

そして今日、朝6時半にスタッフは集合。
お部屋を暖め、前日に先生からの指示で用意した薬剤や煎じ液などを確認しつつ、
先生を待ちます。

「おはよ~ございまぁ~す」といつもの調子で小峰先生登場。
さっそくTシャツに着替えていただき、血圧、体重、体温を測定。
内服するものについて先生に最終確認。吐くときのサポートについて確認OK。撮影準備OK。
そしていよいよです。
一瞬スタッフみんなが心の中で治療の成功をダンワンタリ神に祈りました。(と思います)

まずは煎じ液と牛乳をまぜたものをぐびぐびと飲んでいただき。。。
vamanakomine.jpg

しばらく休止。
追加。
薬剤内服。
しばし休止。
マーライオン。
malion2.jpg


また牛乳煎じ液ミックスを飲む。
小休止。
マーライオン。

そしてまた牛乳煎じ液ミックスを飲む。。。
小休止
マーライオン。

おおざっぱにいうとこんな形で、途中血圧なども測り、出てきたもの(吐しゃ物ですね)
をみんなで覗き込み、ピッタは出たのか、カファはどれだ?など観察しながら、
約45分で全行程が終了しました。
血圧正常。体重変化なし。体温問題なし。足取りも良好。
フラつきや疲労などもみられず、来た時よりもすっきりめのお顔で帰宅されました。

個人的な印象をいいますと、3回目のマーライオンは本当に美しい立派なマーライオンでした。
また、今まで行ったヴァマナ実習で一番スムーズに行われたという印象がありました。

今後もさらにクリニックスタッフで実習を重ねる必要はありますが、
そう遠くない将来、患者さんにも正式メニューとしてヴァマナをお知らせできるように
なるのではないかな、そうなったらうれしいな、と思えた今日のヴァマナ実習でした。

-A-