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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

インド古武術 カラリパヤットゥ

日本古武術を教えている父の影響で、子供の頃から武術は身近な存在でした。
家には手裏剣や日本刀が並び、練習と称して関節技をかけられることもしばしば・・・。
今まで自分から武術をやりたい、と思ったことはなかったのですが、
近所にインド古武術のカラリパヤットゥ教室があることを知り、
興味をひかれて門を叩いてみることに。
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体の急所(マルマ)を操る世界最古の武術

まずは、みんなで円になって準備体操からスタート。
体を大きく動かしながら筋肉や関節を温めてほぐしていく動的ストレッチが多く、準備体操ですでに汗びっしょり。
体の軸を維持しながら片足立ちをしたり、深めに腰を落とすスクワットのような動きもあり、
体幹や足腰を鍛えるには効果バツグン。
基礎練習の蹴り技では、日常生活であまり使うことがない股関節や内もも、
お尻の筋肉をたくさん動かすので、早くも筋肉痛の気配が・・・。
簡単な筋トレは普段からしていますが、いやはやカラリパヤットゥの運動量を舐めていました。
先生は特別な筋トレはせずにカラリパヤットゥの鍛錬だけでお腹がシックスパックに割れているそうです。
カッコイイ!

前半の蹴り練習でヘロヘロになっている私を見て、
「辛く感じる部分にこのオイルを擦り込むと楽になるよ。もう痛み始めているならこっち」
と、先生が薬用オイルを勧めてくれました。
他の生徒さん達は、当たり前に腕や太ももにオイルを塗り込んでいます。
運動中にオイルを塗っているシーンを目にするのは初めてで、
カラリパヤットゥとオイルが仲良くセットになっている景色が新鮮でした。

カラリパヤットゥ発祥の地ケララ州では、天井に吊るされたロープにつかまった師匠が
足裏を使って弟子に全身オイルマッサージを施してから稽古を始める、と聞いたことがあります。
その後、高温多湿の環境でハードな稽古をすれば、たっぷり汗がかけそうです。
アーユルヴェーダが勧めるオイルマッサージ→発汗の順番になっていて、
怪我予防や良い筋肉をつくるためにも理にかなっているな、と感じました。

先生は、ケララでの修行中、カラリパヤットゥ前のオイルマッサージ以外でも、
アーユルヴェーダが人々の生活に浸透していると日々実感されていたそうです。
「害虫が湧いた?ターメリックをまいておけば大丈夫」、
「擦り傷ができた?トゥルシーの葉をペーストにして塗っておけば大丈夫」
など、自然豊かで薬草がそこここに生えている土地だからこそ、
長い年月を経ても途絶えることなく、生活の知恵として独自の発展をしながら
アーユルヴェーダが受け継がれてきたのでしょう。
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青々と茂った薬草を運ぶマダム達

私もアーユルヴェーダの恩恵を受けながら、強くてしなやかな体づくりのために
オイルマッサージとカラリパヤットゥを続けてみようと思います。
目指せシックスパック!?

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