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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

クシーラダーラ

先週、久方ぶりにシローダーラを受けました。
この夏は本当に暑くて、初めて髪から汗がしたたり落ちると
いうのを経験してびっくりしました。
頭を触ると、熱い熱い。
頭痛に見舞われたことも2,3度あり、この機会に頭の熱を下げる
シローダーラを受けることにしました。

シローダーラというと温かいオイルを頭に垂らす、気持ちの
いいトリートメントとしてのイメージが一般的かと思いますが、
実は使う材料によって4種類に分けることができます。
①オイル、②煎じ液、➂煎じ液と牛乳のミックス、④煎じ液と
ヨーグルトのミックス。後になるほど冷やす作用が強くなります。
本当なら④の一番冷やすのを受けたいと思うところなんですが、
ここのところ近づく台風の影響で雨が続き、少し涼しくなってきました。
頭を触ってみても、以前ほど熱くありません。
逆に冷やし過ぎて頭痛になってもいけないと思い、今回は
➂の煎じ液と牛乳のシローダーラをやってもらうことにしました。

この➂のシローダーラを「クシーラダーラ」といいます。
クシーラは牛乳のことです。牛乳と混ぜる煎じ液は、ハタイでは
甘草を使っています。
甘草も牛乳も甘味をもち、冷性。
甘草にはピッタを鎮静させる作用があります。
牛乳は油質もあるので、脳に滋養も与えてくれそうです。
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これが煎じ液の材料、刻んだ甘草です。

さて当日。
朝起きたら不吉なことに、ちょっと頭痛の気配を感じ、一瞬心配に
なりましたが、うまい具合に落ち着いてくれたのでちょっとほっと
してクリニックに向かいました。
アビヤンガにひき続いて、スヴェーダナ(発汗法)を受け、汗をかき、
さぁいよいよシローダーラへ、という時にまたもや頭痛の気配が。
温まり過ぎたということはないはずですが・・・
内心ひやりとしましたが、これからシローダーラを、それも冷やす
性質のシローダーラを受けるのだから、きっと大丈夫!と信じて
身をゆだねることにしました。
でも一つだけ、「常温でお願いします」と注文。
クシーラダーラは、通常はぬるーく温めるのですが、私は温め無しで
お願いしました。
ひんやりとした液体が額から側頭部、耳の脇を流れるときの
気持ち良さといったら!今思い出しても、はぁ~とため息がでます。
途中自分の寝息?呼吸音に気づきながら、意識はここにいながら
ここではないどこかに行っては戻り、行っては戻り。
終わった時には、え?もう終わり?と思ってしまいました。
心配した頭痛の気配はすっかり消え、シャワー後も、帰宅後もぶり返す
ことはありませんでした。
単に冷たい液体を頭にかけるだけでも熱感はとれるでしょうが、
それはきっとその日その場限りのように思います。
数日経った今も頭痛の気配がなく、落ち着いているのは、
薬草と牛乳のもつ冷性が深く作用して、頭の深部にくすぶっていた余計な
熱を取り除いてくれたからではないかなと思っています。

翌日、セルフで「なんちゃってタクラダーラ」をしているスタッフに
「早いとこ本物のタクラダーラを受けた方がいいよ!」とアドバイス。
彼女も今度受けに来ると計画しているようです。

-A-