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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

色の影響

最近、布団カバーを新調しました。
というのも、寝過ぎ傾向な私を見かねたあるスタッフとの会話がきっかけでした。
スタッフA「布団カバーは何色なの?」
私「ダークブラウン。」
スタッフA「土っぽくて重たい色だから、もう少し軽やかな水色とかにしてみたら?」

私の寝過ぎの原因が、布団カバーの色にあるのではないか、と話題になりました。
それまで、寝具の色が睡眠状態に影響することなど考えてもみませんでした。

アジアンリゾート風な部屋に憧れている私は、ソファー、テーブル、カーテン、ブラインド、本棚、冷蔵庫、布団カバーまで
殆どの家具をダークブラウンで統一しています。
自分としては好きな色の家具に囲まれて満足していたのですが、言われてみると確かに部屋の印象はどっしり重たく落ち着き過ぎているようです。

アーユルヴェーダを学ぶ中で、環境にある色が精神にどのように影響を与えるか教えてもらったことがあります。
例えば、赤は熱する作用、青は冷やす作用、緑色は心を沈めて感情を和らげる作用、というように、
昔から色彩療法として広く生活に取り入れられていたそうです。
身に付けたり目に入ってくる色が個々の体の状態、精神にまで良くも悪くも影響するということを
古来から明記しているアーユルヴェーダの奥深さに脱帽です。

そういう目で私の住環境を見てみると、メインに使っているダークブラウンといえば、イメージするのは土。
土は、アーユルヴェーダでいう五大元素のうちの一つで、カパを構成する要素です。
カパは、安定性や重性や緩慢さという性質を持ちます。過剰になりすぎると、体が重たくなったり、
やる気が出ずに何をするにも怠けたくなったりと日常生活に支障が出ることがあります。
私の部屋は、見渡す限りカパを代表する土色に囲まれて、まるで土に埋もれているような状態なのかもしれません。

ちなみに、ヴァータは空・風の要素から水色や白っぽい色などが連想されて軽さが感じられ、
ピッタを構成する火要素を表す赤色は体を温める性質があり使いすぎはピッタが乱れやすくなるともいわれています。

近年、科学的にも色が人の心理や行動にどのように働きかけるのか様々な研究がなされ、
効果が証明されて福祉や医療、スポーツ界など多くの場所で色が有効に活用されています。

色を使った脱過眠計画については、ダークブラウンから明るいクリーム色に変えてみたものの、
これまで寝過ぎ対策に色々な方法を実践して寝過ぎは緩和されてきているので、
布団カバーの色による効果が出ているのかは定かではありません。
ただ、布団カバーひとつを変えただけで部屋の印象が明るく軽やかになったのは事実です。
また、一度ソファに座ると立ち上がるのを億劫がっていたのですが、
動作にも軽やかさが影響したのか、小まめに動くようになり家での活動量が少しだけ上がったような気がします。
これからは、ただ自分の好きな色を選ぶだけではなく、色が体や心に及ぼす作用を考えながら
洋服やアクセサリーなどの買い物をしてみるのも面白いな、と思いました。
-M2-
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