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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

腰痛にゴマ油

先日、友人が顔を歪めて机に寄りかかるように前屈みで腰をさすっているところを目撃しました。
理由を聞いてみると、無理な姿勢をとったことが引き金となり、持病の腰痛に拍車がかかって強い痛みが出たとのこと。
友人は「学生時代過酷なスポーツ競技で体を酷使し続けた結果、十代で椎間板ヘルニアを発症しそれからずっと腰痛に悩まされている」
と教えてくれました。
立っていても座っていても、常に腰に痛みがあり、痛みを感じない日はないのだそうです。想像しただけでも辛すぎます・・・。

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家族や友人の健康上の悩みを聞く度に、「アーユルヴェーダだったら、どうアプローチするかな」と考えに耽ってしまいます。
あくまで自然に何げなくその人の生活に入り込んでいけるような、でも気が付いたらもうなくてはならない存在になっていた、そんなアーユルヴェーダとのマッチングを想像してみます。

今回は、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどが原因の腰痛持ちの人達がオイルマッサージと発汗法によって痛みが緩和したという声をこれまで頻繁に聞き、私自身の実体験もあったので、
思い切って友人にセルフマッサージを勧めてみることにしました。
アーユルヴェーダを知らない友人の反応にドキドキしましたが、嬉しいことに是非試してみたいと前向きな反応が。
早速、熱処理したゴマ油と腰部のオイルマッサージ手順のメモを渡すと、その日の夜に実践してくれました。
それからは、毎日入浴前に腰にオイルを塗って、熱めのシャワーでしっかり温めてから湯船に浸かるようになったとのこと。
5日間実施後の感想を聞いてみると、友人曰く「オイルを塗った部分がじわーっと熱くなって、保温力もあるからか、
布団に入るときまで腰の温かさが持続して気持ちが良い」とのことでした。
また、筋肉がほぐれて緩んでいくのも感じられたそう。
更に、友人は初めて使うゴマ油について「温性が強い気がする」と感じたようです。
ご名答!まさに、ゴマ油が持つ性質は「温性」で、アーユルヴェーダでは優れたヴァータ緩和剤。
アーユルヴェーダでは、腰痛にせよ痛みを伴う症状には硬直や乾燥、冷えを引き起こすヴァータが関係しているといわれ、
ヴァータの鎮静にはオイルマッサージと発汗法が効果的とされています。
アーユルヴェーダの古典には、
『油を塗り熱をかけることによって、乾燥した木材でさえも柔軟に曲がるようになる。
まして、生きた人間は油剤療法と発汗法によってなおさらそうなる』
と記述があります。
硬くなってしまった腰に毎日油を差して温めてあげていたら、友人の腰も潤滑さを取り戻して
少しずつ痛みが和らいでいくのではないかと期待しています。
今後も腰のオイルマッサージを継続するそうなので、その後の状態についてまたお伝えできたらと思います。

-M2-