アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

納豆から気づいた勘違い

日本の伝統食の一つである納豆を自宅で作りました。
簡単に出来るときいていたのですが、本当に簡単でびっくりしました。

ざっくりした行程は出来立ての煮豆の煮汁を切って、熱々のうちに納豆菌をふりかけ、
容器に移して一日発酵させた後、冷蔵庫でさらに一日ねかせて熟成させるだけ。
発酵させる場所はこたつです。発酵じゃなくて腐敗したらどうしようという不安をよそに、
こたつからは、誰の足の臭い?!ってつっこみたくなるほどの匂いが漂うほど、納豆菌は見事に繁殖!
冷蔵庫にねかせた翌日、煮豆は納豆に変身しました。

自作の納豆を食べながらふとわからなくなりました。
アーユルヴェーダの食事法では慣れや習慣を重要視していて、
先祖代々食べ継がれてきた伝統的な食事をすることは賢い健康法だといいます。

日本の食文化といえば発酵文化。
納豆のほかにも味噌、醤油、糠漬け。たくさんの発酵食品を食べています。
そういえば、発酵食品を食べるとタマス(暗質)が増えるって聞いたような・・・。
日本では発酵食品は体に良いと言われているのに、アーユルヴェーダでは、発酵食品は良くないの?

そこで小峰先生に聞いてみたところ、あっさり解決しました。
アーユルヴェーダでは発酵食品を食べないほうがいいなんて言っていませんでした。
先生によると、バガヴァットギーター(ヒンドゥー教の聖典の一つ)のなかに
「タマスの人は発酵食品を好む」と書かれている一節があるとのこと。

バガバットギーターは精神修養を積む人達に説かれている経典。
「精神修養」という視点で考えたときにタマスの増える食品(ここでは発酵食品)は避けたりすることがある、というニュアンスでとらえたらよかったのでした。
一方、アーユルヴェーダは万人の健康長寿のための生命科学を説いています。
それぞれの経典の立ち位置が違うことをよく理解していなかった私の勘違いでした。

ちなみに、東インド地方でもキネマというバナナの葉でくるんで発酵させた納豆が食べられているそうです。
納豆はインドにもあった!


納豆

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