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アーユルヴェーダの木の下で

ハタイクリニック アーユルヴェーダスタッフのブログ

サフラン

少し前に通っている歯医者さんで、茶色い薄い皮に覆われたまるでミニ玉ねぎのようなコロンとしたものが飾られていました。
不思議に思い「これなんですか?」と聞いてみたところ「サフランなんですよ」との答えが。
えぇぇ!?これがサフラン(の球根)!実際の植物の形を初めて見ました。
球根をそのまま飾ってる??(お皿の上にコロンとそのまま飾られていたんです。)
すると「そのままでも大丈夫なんですよ。」と受付の方が教えてくれました。
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これがサフランの球根です。まるで玉ねぎのようです。
サフランといえば、赤い雌しべの高価な香辛料。
アーユルヴェーダでも薬草の1つとされ
『3ドーシャを鎮静し、皮ふや目に良く、血液祖組織を良くしてくれるもの。』
こんな知識だけでサフランと聞くと浮かれていましたが、そういえば植物については全く知らなかったんです、お恥ずかしながら。
アーユルヴェーダでは薬草を用いるにあたり、その薬草の育つ環境から特徴など全部を知ることは大切なことと言わます。
せっかくなので、この機会にサフランについて調べてみました。

サフランを調べると、クロッカスと花の名前が出てきます。
クロッカスといっても品種は沢山あり、一般的に春に咲く黄色い花のクロッカスとは別で、秋に紫色の花を咲かせる秋咲きクロッカスが『サフラン』だそうです。
サフランの原産国は地中海沿岸の常緑低木地帯で、イランやインドとも言われています。現在の主な生産国はイランで、全生産量の9割を占めているそうです。
花は最大で20~30㎝の高さになり一株に最大4つの花をつけます。この花の3本の雌しべを摘み取って乾燥させたものが、サフランとして私たちが手にするものです。
歴史は古く、栽培は3000年以上前の記録が残っているそうで、紀元前から世界各地で雌しべを香辛料・染料・香料・薬用として利用されてきたそうです。古代ギリシアではサフランの黄色を珍重し、王族だけが使うことを許されるロイヤルカラーとされた時代もあるのだとか。
日本には江戸時代に薬として伝わったのが始まりだそうです。
サフランの育て方については、球根のまま置いて水耕栽培でも花を咲かせるそうですが、この栽培法では花は1年限り。本来多年草のサフランは土に植えて栽培すると翌年以降も花を咲かせてくれるそうです。日当たりが良く温暖な気候で良く育つ植物ですが、耐寒性もつよく屋外でも越冬できるそうです。注意点は、夏場の湿度で腐ってしまうこと。なので、5月ごろに球根を土から掘り起こし、日陰の風通しの良いところで保存すると良いそうです。

初めて見た歯医者さんのサフランを行くたびに愛でていたのですが、残念ながら花を咲かせた時期には立ち会えませんでした。
そこで年末、サフランの球根を買うことにしました。
育て方はもちろん土に。ですが、開花時期の10月~11月を過ぎてからの植え付け。開花時期以降に植えたサフランの成長はイマイチです。
今は今年の10月に向け球根を育てるつもり、くらいがいいのかもしれません。
自宅で育てたサフランを摘んで、サフランライスなんて作れたりするかしら?と楽しみです。
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-O-