パンチャカルマ体験記②食事
今日はパンチャカルマ中の食事についての体験を書かせていただきます。
パンチャカルマ相談後、先生がプランを立てて下さったプランには、施術メニューと共に
食事についての指示が書いてありました。
それらは至ってシンプルで次のようなものです。
・「パンチャカルマが始まる一週間前から、一日一食はギーやスパイスをたっぷり入れた緑豆スープを摂る。
かぼちゃやさつまいも、葉野菜を入れてもよい」
・「朝ごはんは牛乳粥。昼と夜は好きなものを食べていい」
・「空腹にしないこと」(体力が落ちないように)
緑豆スープは、日頃から及川先生が患者さんによく勧めておられますし、手軽に作れる緑豆スープセット
(ハタイクリニックオリジナル)を作るにあたり、何回も試作をしましたのでお馴染みです。

いろいろ野菜を入れていいなら味に変化も出るし、これは楽勝!と思ったのですが・・・
問題はギーでした。
実は、苦手な物の一つなのです。どうにもあの匂いが・・・。
でもパンチャカルマ成功のためだと思い、一念発起。
がんばりました。手早く作れるようにスパイスを並べ、緑豆を1キロ買いこみ、ギーも作りました。
飽きないように野菜やスパイスをその日ごとに微妙に変えて。苦手なギーも入れました。
昼食と夕食両方で食べました。
なかなかいい感じで継続できていたので、内心楽勝だなと調子に乗っていました。
ところが。
パンチャカルマが始まり、途中著しく疲労した日を境にぷっつりと食べれなくなってしまったのです。
ギーはもちろんのこと、スパイスも緑豆そのものも、考えるだけで吐きそうになってしまい、
結局パンチャカルマ後半から、今日に至るまで緑豆スープは、私の中ではなかったことに
なってしまいました。
今我が家のキッチンの隅には、ほぼ1キロ丸ごと残っている緑豆と数々のスパイスと3分の1も
使っていないお手製ギーが静かに座っているという残念な結果に終わりました。
やはり苦手な物を一気に取り入れるのはリバウンドが激しいですね。
特にパンチャカルマ中は身体が敏感になるので、いい物であっても取り入れるのは
ちょっとずつにした方がいいと思います。
今回の食事の指示は、最初に書いたとおりの大まかなもので、細かな食材名を
挙げての指示ではありませんでした。
それは、私がセラピストだということもあると思います。
及川先生からすれば、もうわかっているでしょう?ということで・・・。
通常は、患者さんに、こういうものは食べていいですよ、こういうものは食べないで下さい、と
具体的な例を挙げて説明しています。
例えばよくある禁忌の食材・料理は、冷たい物、小麦製品(パスタ、ピザ、うどん、パンなど)、揚げ物、
ギー以外の乳製品、肉・魚などの動物性のもの、たっぷりの生野菜サラダ、カフェイン、アルコールなどなど・・・。
確かに私も、最初はいつも河口湖で見てきた食事や食材のリストをそのまま自分にも当てはめれば
いいのだなと思っていたのですが、いざ始まってみると、冷静に考えれば、普段そんなの食べなくても
平気でいるじゃない、と思うようなものに関してまで、「これは食べていいのかな?先生に訊こうかな」と
頭の中がぐるぐる回り始めてしまいました。本当に食べていい物かどうかわからなければ、
食べなければいいのだし、他に食べるものがないわけじゃないのに・・・。
ですが、これを食べないと一日たりとも生きられない、なんてものはめったとありません。
ただ心と頭が勝手に不安になって暴走しているだけです。
しばらくしてふとそのことに気づいたら、その後は自分をなだめるのに次のような言葉を使っていました。
「食べられないのは今だけだから。パンチャカルマが終わって元気もりもりになったら又食べられるんだから!
短い期間なんだし、食べなくても平気でしょ?」と。
これは案外と有効です。ぐっとガマンができました。
今回のパンチャカルマで、細かく食事のことについて質問してこられる患者さんの気持ちが
身に沁みてわかりました。
アーユルヴェーダを勉強していて、普段は患者さんに説明までしている私でも、
いざとなるとこれは食べていいのか、だめなのかわからなくなってしまうくらいなのですから、
一般の患者さんなら尚更です。
この経験を忘れずに、今後はもっともっと患者さんに寄り添った対応ができるように
努力していきたいと思います。
-A-
パンチャカルマ相談後、先生がプランを立てて下さったプランには、施術メニューと共に
食事についての指示が書いてありました。
それらは至ってシンプルで次のようなものです。
・「パンチャカルマが始まる一週間前から、一日一食はギーやスパイスをたっぷり入れた緑豆スープを摂る。
かぼちゃやさつまいも、葉野菜を入れてもよい」
・「朝ごはんは牛乳粥。昼と夜は好きなものを食べていい」
・「空腹にしないこと」(体力が落ちないように)
緑豆スープは、日頃から及川先生が患者さんによく勧めておられますし、手軽に作れる緑豆スープセット
(ハタイクリニックオリジナル)を作るにあたり、何回も試作をしましたのでお馴染みです。

いろいろ野菜を入れていいなら味に変化も出るし、これは楽勝!と思ったのですが・・・
問題はギーでした。
実は、苦手な物の一つなのです。どうにもあの匂いが・・・。
でもパンチャカルマ成功のためだと思い、一念発起。
がんばりました。手早く作れるようにスパイスを並べ、緑豆を1キロ買いこみ、ギーも作りました。
飽きないように野菜やスパイスをその日ごとに微妙に変えて。苦手なギーも入れました。
昼食と夕食両方で食べました。
なかなかいい感じで継続できていたので、内心楽勝だなと調子に乗っていました。
ところが。
パンチャカルマが始まり、途中著しく疲労した日を境にぷっつりと食べれなくなってしまったのです。
ギーはもちろんのこと、スパイスも緑豆そのものも、考えるだけで吐きそうになってしまい、
結局パンチャカルマ後半から、今日に至るまで緑豆スープは、私の中ではなかったことに
なってしまいました。
今我が家のキッチンの隅には、ほぼ1キロ丸ごと残っている緑豆と数々のスパイスと3分の1も
使っていないお手製ギーが静かに座っているという残念な結果に終わりました。
やはり苦手な物を一気に取り入れるのはリバウンドが激しいですね。
特にパンチャカルマ中は身体が敏感になるので、いい物であっても取り入れるのは
ちょっとずつにした方がいいと思います。
今回の食事の指示は、最初に書いたとおりの大まかなもので、細かな食材名を
挙げての指示ではありませんでした。
それは、私がセラピストだということもあると思います。
及川先生からすれば、もうわかっているでしょう?ということで・・・。
通常は、患者さんに、こういうものは食べていいですよ、こういうものは食べないで下さい、と
具体的な例を挙げて説明しています。
例えばよくある禁忌の食材・料理は、冷たい物、小麦製品(パスタ、ピザ、うどん、パンなど)、揚げ物、
ギー以外の乳製品、肉・魚などの動物性のもの、たっぷりの生野菜サラダ、カフェイン、アルコールなどなど・・・。
確かに私も、最初はいつも河口湖で見てきた食事や食材のリストをそのまま自分にも当てはめれば
いいのだなと思っていたのですが、いざ始まってみると、冷静に考えれば、普段そんなの食べなくても
平気でいるじゃない、と思うようなものに関してまで、「これは食べていいのかな?先生に訊こうかな」と
頭の中がぐるぐる回り始めてしまいました。本当に食べていい物かどうかわからなければ、
食べなければいいのだし、他に食べるものがないわけじゃないのに・・・。
ですが、これを食べないと一日たりとも生きられない、なんてものはめったとありません。
ただ心と頭が勝手に不安になって暴走しているだけです。
しばらくしてふとそのことに気づいたら、その後は自分をなだめるのに次のような言葉を使っていました。
「食べられないのは今だけだから。パンチャカルマが終わって元気もりもりになったら又食べられるんだから!
短い期間なんだし、食べなくても平気でしょ?」と。
これは案外と有効です。ぐっとガマンができました。
今回のパンチャカルマで、細かく食事のことについて質問してこられる患者さんの気持ちが
身に沁みてわかりました。
アーユルヴェーダを勉強していて、普段は患者さんに説明までしている私でも、
いざとなるとこれは食べていいのか、だめなのかわからなくなってしまうくらいなのですから、
一般の患者さんなら尚更です。
この経験を忘れずに、今後はもっともっと患者さんに寄り添った対応ができるように
努力していきたいと思います。
-A-